講演概要
10:00–11:40
基調講演
デジタルエンジニアリングにおけるモデルベースデザイン:その影響と展望
「魔改造の夜」から考える:ものづくりの未来とモデルベース開発
MATLAB and Simulink 最新情報
R2024aから導入された新機能を中心にMATLAB®とSimulink®の最新情報をご紹介。Python®やC++のような他言語との統合や、Simulinkの機能モックアップユニット(FMU)のインポートおよびエクスポートのための新機能、ビルドとテストのワークフローを自動化するための新しいツール、設計の検証と妥当性確認のための新しい機能、また、AIなど特定の応用分野向けの幅広い新機能もご案内する。
MathWorks Japan
上野 敬志
MathWorks Japan
岩本 光平
11:55–12:40
農学部の教育研究におけるMATLABの活用
九州大学では「総合知で社会変革を牽引する大学」の実現を目標に「Kyushu University Vision 2030」を策定している。DXは第2のビジョンでデータ駆動型社会の構築に不可欠な数理・データサイエンス、AI等の教育・研究の充実が目標である。農学部でも農林畜水・食品・バイオ産業のDX化を牽引しうるDNA (Digital Native in Agriculture) 人材の育成を目的に教育研究改革を進めており、MATLAB® キャンパスワイドライセンスの導入もその一環である。本講演では農学部におけるDX教育研究について事例を交えながら紹介させていただく。
お知らせ:
本講演はランチセッションです。事前にご参加登録いただいたご聴講者の方には講演会場内にて無料の軽食をお配りいたします。
九州大学
岡安 崇史
電線自律撮影ドローン開発におけるMATLAB、Simulinkの活用事例
電源開発株式会社
大田 雄介
DE&I ジェンダー平等な職場で、育て!創造の芽!
ソニーグループは、誰もが個性を発揮し活躍できる職場環境の実現を目指し進化し続けている。女性活躍推進や両立支援に焦点を当て、育児と仕事に奮闘してきた私の経験談や職場での具体的な取り組み例、男性社員からの相談事例などを通じて、ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(DE&I)の大切さやその発揮についてお話しする。DE&Iに興味がある方や、特に理系職場では多くを占める男性にぜひ聞いていただきたい。DE&Iの大切さについて認識を深めていただき、自身の具体的なアクション創出につながることを期待したい。
お知らせ:
本講演はランチセッションです。事前にご参加登録いただいたご聴講者の方には講演会場内にて無料の軽食をお配りいたします。
ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社
喜多村 扶佐子
小型合成開口レーダ(SAR)衛星の開発を支えるモデルベースデザイン
SynspectiveのSAR衛星の姿勢制御系は当初ハンド コーディングだったが、近年Simulink®からの自動生成コードに置き換えた。自動生成によるコードは既に軌道上実証済であり、衛星の実運用を担っている。また、搭載ソフトウェアに限らず、次世代衛星の初期設計や、運用計画、搭載センサやアクチュエータのモデル化とその試験においても、MATLAB®は幅広く活用されている。本講演では、コード生成の導入に関する所感と、チーム間のエンジニア業務を加速するMATLABについて語る。
お知らせ:
本講演はランチセッションです。事前にご参加登録いただいたご聴講者の方には講演会場内にて無料の軽食をお配りいたします。
Synspective Inc.
Nicolas Schmit
13:15–14:00
空調用モータドライブにおける自動コード生成の量産適用
ダイキン工業株式会社
宮島 孝幸
AIから学び、未来を創造するマーケティング手法の構築
Python AI モデルのシミュレーション統合とハードウェア実装技術の確立
テイ・エス テック株式会社
阿部 諒太郎
多様化するテスト要求に応えるシナリオ作成環境と融合した次世代ADAS HILシステム
RoadRunnerを用いた実践的な実路走行シミュレーション教育
早稲田大学
草鹿 仁
早稲田大学
原田 空樹
Model-Based Designツールを活用した傾斜不整地向け農業用ロボットの開発
株式会社クボタ
井田 裕介
ブレイン・マシン・インターフェースにおける世界初の挑戦とその将来展望
株式会社JiMED
中村 仁
株式会社JiMED
藏冨 壮留
オープンイノベーションでUUV技術の未来を切り拓く
本件は、UUV (unmanned underwater vehicle) の試験評価施設として令和3年に運用開始した防衛装備庁艦艇装備研究所の岩国海洋環境試験評価サテライト(IMETS)の概要について説明するものである。IMETSには様々な海洋環境条件におけるUUVの試験評価を効率的に実施可能とするため、シミュレーション装置(HILSシステム)が整備されている。HILSシステムは民生分野においても使用できることを想定し、民生でも広く使用されているソフトウェアや、C++、MATLAB® といった汎用的なプログラム言語を活用する設計としている。(本講演は「講演者との意見交換会」は予定されておりません)
防衛装備庁
伊藤 魁
14:35–15:20
Simscapeを用いた1D熱モデル構築自動化による設計プロセス革新
電動化が進む車両開発では、開発期間の短縮やコストの削減が急務である。デンソーは、Model-Based Developmentを活用したシステムとコンポーネントのシームレスな設計検証により、試作評価を最小限に抑え開発期間を短縮し、高品質かつ高性能な電駆動システムの提供を目指している。熱設計では、システム検証不足によって耐熱NGとなった際、3D CAEと試作評価のやり直しによる開発期間の長期化が課題である。本講演では、システム設計段階での高速な熱成立性検証を目指し、3D CAEから効率的かつ高精度な1D熱モデルの構築事例を紹介する。なお、本講演は株式会社デンソーと株式会社IDAJとの共同講演として行う。当日は株式会社デンソー藤田が登壇する。
株式会社デンソー
藤田 祐貴
Model-Based Designを活用したドア系製品のソフトウェア開発事例
株式会社アイシン
伊神 範光
Simulinkアドオンを用いたRapid Prototype環境構築方法
3Dシミュレーションの民主化:自動運転・電動化時代の開発・検証最前線
MathWorks Japan
福地 伸晃
モデルベースデザイン教育実習によるDX人材育成~名古屋大学先進モビリティ学の取り組み~
名古屋大学
姜 美蘭
人型遠隔操作ロボットのモデルベースデザイン開発とリアルタイムシミュレーション
三菱電機ソフトウエア株式会社
神田 吉孝
ドローンLiDARを用いた森林のモニタリング手法の開発
「デジタルライフライン」としての「次世代サイバーインフラ」
15:55–16:40
知識を持って挑む-生成AIの活用と自然言語処理による業務効率化(&女性エンジニアコミュニティのご紹介)
自動車パワートレーンシステムへの機械学習・モデル予測制御の応用
自動車産業におけるモデルベースデザインのこれから~開発最上流での意思決定支援
マツダ株式会社
近藤 秀一
ADAS評価に向けたVILS環境構築
トヨタ自動車株式会社
宮田 大毅
「データサイエンスを企業風土に!」 叫び続けた生技エンジニア/管理職の育成プログラム
ゼロから始めたモデルベース開発の導入
矢崎部品株式会社
日高 孝浩
製鉄所の製造現場で使える異常予兆検知システムの開発
株式会社神戸製鋼所
井上 佳賢
株式会社神戸製鋼所
森居 数広
HAPSを用いたミリ波帯バックホールシステムの研究開発
スカパーJSAT株式会社
北之園 展